独立開業当初は、3年間光沢保証といったポリマー系コーティングを主に施工。グロスチェッカーでの光沢測定が保証内容だったが早々に測定の意味の無さに気づき保証を謳わなくなった。当時紹介してくれてた業者さんからは大ブーイング。1年より3年って言う方が売りやすかったのに・・・と。
独立開業当初は、3年間光沢保証といったポリマー系コーティングを主に施工。グロスチェッカーでの光沢測定が保証内容だったが早々に測定の意味の無さに気づき保証を謳わなくなった。当時紹介してくれてた業者さんからは大ブーイング。1年より3年って言う方が売りやすかったのに・・・と。
90年代末、これまでの油脂系コーティングに代わり、酸化しないガラスコーティングの新時代へと大転換しました。ガラスと呼ぶのに硬く固まらないガラスコーティングに疑問をいだき、販売元や施工店仲間との電話議論にどれだけ経費を使ったことか。カケホや無料通話なんて無かった時代ですからね。
毎日ガラスコーティングについて喋りまくっていたある日、スプレーガンで吹き付けて硬いガラス膜が出来るというクォーツガラス製品の代理店オファーが飛び込んできた。事前勉強し成分などの突っ込んだ話を切り出すも、明確な回答は無く、どうみてもコーティング剤として成立していないと考え丁重にお断りすることに。
ガラスコーティング時代に入って5年ほど経過した頃、しっかりと固まるガラスコーティング(無溶剤)なるものが登場した。これも和歌山県の代理店オファーがあったが、流通を全く理解していないお方からの話しだったので追い返しましたが、固まるコーティングには興味津々。毎日サーチして調べまくりましたねぇ。
どのコーティングをみても単に塗って拭くだけの作業。みんな大層なことは言ってるけど結果は大差なし。一回塗っただけで何年も持つようなコーティングの売り方に飽き飽きし、それなら一般ユーザーさんに直接材料を提供したほうが良いのでは・・・と考え始める。
コーティングの下地処理として必須となる研磨作業。これだけは一般ユーザーさまには真似できない職人技。現在では主流となっているダブルアクション研磨を早々に導入し、削る~研ぐ(とぐ)手法へと方向転換し、磨きに対する思考をあらためる。
どこを見てもガラスコーティングばかりの世の中になってきました。数多くのコート剤を調査・検証してきましたが、どれも一長一短。材料としてはかなりの進化はしたものの、その組成上「雨染み」被害が顕著で選別と対策に追われる日々となる。対策として雨染みスケール除去剤の登場はありがたやぁ~。
出会いって大切ですよね。世の中には本物と偽物と似非(エセ)物が存在しますから。偽物はすぐ分かるが、一番難しいのはエセ物の判断。売りたいがために受け売りだけで良いことばかり発して本質を何もわかっていない人。人も物もきちんと調べなきゃね。出会いは自分の運命をも変えますよ。
ディーラーもワンオフコーティングから2回・3回と塗る回数を増やして高額コーティングを販売するように。高額=高性能との勘違いが世にまかり通り、誰も真実を見ない傾向に。論点は価格ではなく成分構成とアフターフォローなのだが、あらためて専門店としての仕事のあり方を考えるようになる。
硬さや耐久性をクローズアップした海外製セラミックコーティングが輸入販売され始める。ガラスよりも凄いセラミックかぁ~と皆さん想像するが、のりもの屋変態オヤジは、そもそもセラミックってなんやねん??と考え調査に明け暮れる日々となる。自己修復するセラミックか・・・ 調べれば調べるほど面白い。
グラフェンって何!? 鉛筆の芯やんけ!!と思わず叫んだが・・・ グラフェン入のコート剤、シャンプーなどなど、いろんなモノが出てき始めましたねぇ。そもそもは粉。入ってるのは事実だろうが、ナノ化して分散しどのように膜内に存在して何がどのように機能するのか。面白すぎ!
コーティング業界に足を踏み入れてから30年以上の歳月が経ちます。独立開業する前の2年間は他店で営業担当でした。独立後は磨き・コーティングはもちろん、カーフィルムやルームクリーニングと、カーフィルムの延長として建物ウィンドウフィルム施工も手掛けており、最近ではカーラッピングやPPF施工も導入し、カーケア全般の施工を行っています。
すべての業務は代表である私がごだわりをもって執り行っています。私のこだわりは一般によく言われる「職人技術的なこだわり」だけでなく、お客様が「やって良かった!」と喜んでいただけるよう、お客様の「目的」と「結果」に重きを置いたこだわりです。汚れて傷んだ車を美しく磨ける、コーティングをムラなく塗れる、フィルムを上手に貼る、これらは職人としての観点で、お金をいただいて作業をする専門店・プロなら当たり前のことです。「磨く・塗る・拭く・貼る・切る」の技術も大事だけれど、最も重要なことは「最適なプランを提供すること」だと考えており、それが専門店の本当の仕事だと思っております。
開業後15年くらいは下請け仕事も半分くらいありましたが、現在は一般個人のお客さまがメインで、一部馴染みの業者様からご紹介をいただいている現状です。
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