よくわかるウインドフィルム
建物の各部門の中で、これらと自然と接触する重要な箇所の一つが窓ガラスなどの開口部です。すずしい風や心地よい光を取り入れるものも窓ガラスであれば、台風などがもたらす飛来物によって破壊し、人体に影響を与えるものも窓ガラス、また室内にけだるい暑さをもたらす太陽光を取り込むのも窓ガラスです。 このように、窓ガラスはなくてはならない部門でありながら、そこは人間を不快にさせ、危険を脅かす窓口にもなっているます。そこで、これらの開口部に関する問題を解決する一つの 手段として、「ウィンドフィルム」という製品が登場します。 |
ウィンドフィルムって何?
ウィンドフィルムは文字通り窓に貼る「フィルム」で、基本的には、粘着層(ガラス面にくっつく層)、基材となるポリエステル系フィルム、ハードコート(フィルム表面の傷を防止する層)から成り立っています。その構造を簡単に図解すると、以下のようになります。 |
※左図はウィンドウフィルムの基本的な構造 であり、実際の製品とは異なります。 |
太陽光の透過比較 |
フィルムを貼った場合の効果は?
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※2.後述の「光学特性」をご覧の上、「遮蔽係数」の数値が低いものが対象。 ※3.後述の「光学特性」をご覧の上、「可視光線反射率」の数値が高いものが対象。 |
フィルムの選び方(光学特性の読み方)
[選ぶときのポイント] |
弊社のウインドウフィルムにはそれぞれの用途に応じていろんな種類があります。一番適したフィルムを選ぶには、まず光学特性をチェックしましょう。 *資料ご希望の方は弊社まで御請求を頂けます様、御願い申し上げます。 |
項目
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摘要
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日射(*) | 透過率(%) | ガラスに透過する日射の割合 |
吸収率(%) |
ガラスに吸収される日射の割合 |
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反射率(%) | ガラスに反射する日射の割合 | |
可視光線 | 透過率(%) |
ガラスに透過する可視光線の割合 ※明るさの指標です。この値が高いほど暗さを感じません。 |
吸収率(%) | ガラスに吸収される可視光線の割合 | |
反射率(%) |
ガラスに反射する可視光線の割合 ※この値が高い程、映りこみ度が高くなります。 |
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遮断係数 |
厚さ3mmの透明な板ガラスが透過する太陽エネルギーの割合を1.00とした場合、フィルムを貼付けした3mmの板ガラスを透過する太陽エネルギーの割合(相対値) |
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紫外線透過率 | ガラスを透過する紫外線の割合 ※全てのフィルムがほぼ100%の紫外線をカットします。 |
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総太陽エネルギーカット率 |
ガラスが太陽エネルギーを遮った全ての割合(ガラスに反射して外へ逃げたエネルギーと、一旦ガラスに吸収され外側へ再放射されたエネルギーの割合を足した値) |
(*)太陽光線に含まれる熱エネルギーの全てをいい、「紫外線」「可視光線(人が視覚的に認識できる波長領域)」「近赤外線(人が熱として感じられる波長領域)」全てを含みます。 |
あなたの用途はなんですか?
光学特性を活用して、実際にウィンドウフィルムを選んでみましょう! |
>>暑さやまぶしさを何とかしたい。 ソーラーガードフィルムの「スターリング20」・「ステンレスステール30」・「シルバー20」やアーマーコートフィルムの「4ミル ステンレススティール30」・「4ミル シルバー20」や、「10ミル シルバー20」などで抑えることが可能です。詳しくは、光学特性の可視光線透過率が低いフィルムを見てください。 |
>>暑さは和らげたいが、暗くなるのは嫌。ガラスの透過性、明るさをキープしたい。 確かに色目が濃いフィルム程、熱遮蔽効果は高くなりますが、当社のソーラーガードフィルムの内、スターリングシリーズ(アーマーコートシリーズでは4Mil Sterling 50)は、比較的光を多く取り入れ、且つ熱遮蔽効果に優れた商品です。可視光線透過率が50%前後あれば、暗さを感じる事はありません。熱遮蔽機能の効果を表す指標として遮蔽係数という指標があります。この値が低ければ低い程、遮蔽効果が高くなります。 可視光線透過率の値と遮蔽係数を見比べてください。⇒光学特性 |
>>プライバシー効果を出したい スパッタリングによる金属薄膜を形成しているフィルムは金属薄膜層があることから、プライバシー効果があります。上述の通り、昼間は外が明るく、室内側が暗いことから、外から内側を見ようとすると自分の体が鏡状に映りこみ室内が見えなくなります。その程度を比較する指標として、光学特性内の可視光線反射率の値を確認してください。 (この値が大きいほど、プライバシー効果は高くなります。) |
>>建物の外観を良くしたい。 オフィスビルを見ていて、各階・各部屋ごとに外からの景観が違うものがあります。ブラインドが下がっているところ、いないところ、暑いのか、ガラスにロッカーを近づけたり、濃色の紙を貼っているビルなど。そのようなお客様にはソーラーガードフィルム、及びアーマーコートの日照調整機能が付いたタイプを貼ることで外観からの改善をすることが可能です。ニュートラル・ グレー・シルバー等、多彩な色目のフィルムがあります。 |
フィルムの飛散防止性能、及び防犯性能
ガラスは居住者の視界を確保するものとして大切な建築材料です。しかしながら、その安全性には十分な配慮が必要となります。例えば、何らかの飛来物(人物)がガラスにぶつかる事で、ガラスの破片が飛び散ると大変危険です。 対策として、割れたガラスが飛び散らないようにする事、飛来物がガラスを突き破る事を防ぐ事を検討する必要があります。また、昨今では空き巣等のガラス部分からの侵入が増加しており、防犯用途としてもウィンドウフィルムが使用されています。アーマーコートシリーズは、台風・地震など、自然現象に起因するガラスの割れや、防犯対策に対応するフィルムとして、現在世界60ヶ国以上に供給されています。 アーマーコートシリーズの各フィルムに合った用途は以下の通りです。尚、これは飽く迄も、 これまの実績から判断しているもので、必ずしも全てに対応するわけではございません。 |
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