5~6年位前からにぎわい始めたペイントプロテクションフィルム(以下PPF)市場。
いろんなPPF製品がリリースされるたびに暴露テストを行ってきました。
世界を見渡せばすんげぇ~数のPPFが売られていますが、
各時点で日本で入手できる期待値の大きいPPFを主にテストしています。
今回も期待大の製品が手に入ったので、今日から早速テスト開始です^^
製品として出来上がったものを、わざわざテストする必要なんてあるの!?
と聞かれそうですが・・・
今回のテストのために、これまでのテストで真っ先に落選したPPFを剥がしました。
このテストピースは、塩ビのラッピングフィルム(グロスブラック)の上に貼っています。
一番外側の灰色く濁ってシミだらけになっているところが3年経過の塩ビ・ラッピングフィルムの結果です(残念・・・・)。
塩ビフィルムは日射の影響や雨水の影響をモロに受け3年でこのような結果に・・・
半分だけPPFを剥がしました。
右半分の黒光り部分は、PPFによって守られていた塩ビ・ラッピングフィルム面です。
しっかり守られています!
左半分は、各社PPFのなかで最も早く雨染みだらけになり、光沢感も激落ちしたPPF表面です。
塩ビ・ラッピングフィルムに比べると若干光沢感は残っているものの・・・
雨染みだらけで残念な結果です。
PPFの目的は塗装の保護なので、保護という観点だけならしっかり守られていますが、
保護目的で貼ったフィルムそのものがズタボロになって見苦しくなるなんてアリエナイ!
この落選ナンバー1 PPF、業界人なら誰でも知っているメーカーで、
来店した営業マンは、
「大阪のPPF施工店の○○○さんからXPELと遜色ないクォリティーだと評価をいただいてます!」
と自信満々に豪語しておりました(笑)
その結果が一年を待たずしてズタボロ・・・・・
これが現実! これが製品の結果を見るための暴露テストの必要性です。
メーカーや問屋、営業マンの言うことなんて信用できまへん!
騙してやろうと思っているのではなく、何も知らないだけなので、罪があるのか無いのかは知らんが(笑)
10年くらいPPF製品に関わってきて、カーフィルムを入れると四半世紀以上になりますが、
施工不良以外の、これって製品の問題だよね!?と思ったことが何度もありましたが、
まず責任をとってくれることなんてなかったっすね。
まぁ、ええとこ「今後の参考にさせていただきます」って回答が関の山。
なので、製品選びには慎重に長い目で結果を見ないと、お客様に正しいご案内ができません。
車庫保管で雨の日にはあまり乗らないようなクルマであればどんなPPFでもOKだと思います。
洗わずにホコリを拭き取るくらいのお手入れのクルマには自己修復タイプが好まれるのかなぁ。
当店が目指しているPPFの姿とは、
「貼るコーティング」なので、
基本コンセプトは、毎日の足として乗って、雨風・日射にさらされて、年中青空駐車で、洗車は月イチ程度で、どれくらいPPFの美観をともないながら保護できて、剥がしたいときにきちんと剥がれること。
貼るコーティングとして活用したいクルマの部位は、どのような塗るタイプのコーティングを持ってしても守りきれないボンネットやルーフなどの水平面!
4年以上前だと、なかなか貼るコーティングと呼べる製品もありませんでしたが、
ここ最近は、PPF製品の表面層にガラスやセラミックやフッ素樹脂などのコーティング層が備わった製品が続々とリリースされています。
ガラスコーティングが注入されたPPFだから安心!?
セラミックコーティングが乗っかった製品だから完璧!?
フッ素樹脂コート付きだから汚れに強い!?
んなもん、なんぼ話を聞こうが、データーシートを読もうが、特許文面を見ようが、わかるはずがない!!
最も重要なのは現実の結果です^^
貼りやすい、貼りにくい、貼り屋さんはこの事しか言わないが・・・・
もうちょい脳みそ進化させましょうやぁ~~(笑)
進化した人いたら連絡くださ~~い^^
進化したい人もOKでぇ~す