はじめに
ディーラーのコーティング= ついでの商品 でおます。
新車購入時の見積書の中には勝手にコーティングがオプション記入されています。 新車を売るついでなので手間は掛けません(笑) 自動算入です。 そこに気づいた貴方はラッキーですよ^^
ついでの商品なので、営業マンは何も知りません。 コーティングに関する知識は皆無。 ただカタログに書いていることを復唱するだけです。 何も知らないのに売り込みだけはキツイです。 車販だけでなくコーティングの受注ノルマもあるようなので必死です。
ディーラーのコーティングは、あくまでも新車販売時のみで、後のケアは一切出来ません。 いわばやり逃げです(笑) 磨きは・・・・できません(できる人がいません) 再施工・・・・無理です(磨けないので出来ません) なので再施工は外注です。
後の面倒も見れんのなら売るなぁ!!
と、思うのですが、彼らもサラリーマンなので必死です。 会えばいつもそう言い訳します。
なので、やさし~く断ってあげましょう^^
保証の話が気になる貴方へ
ディーラーコーティングとの比較で、お客さまから一番最初に聞かれることは 「 ディーラーは○年保証と言っていますが、おたくは何年ですか!? 」 です。
1年、3年、5年、7年、半永久・・・いろいろありますよね。 年数によって価格も様々で、3万円の商品もあれば、30万円もする商品もあります。
間違いなく「施工後は水洗いだけでOKです!」と聞かされていますよね(笑) ガラスコーティングは硬くて強くて長持ちすると言われましたよね!
みなさん、ディーラーコーティング販売システムの 「 魔法 」 にかけられています! 「魔法 」 は解かないと意味がわからないので、まずはいくつかに分解しましょう^^
保証年数と保証内容について
《 ディーラーでの商談の一例 》
当店のコーティングは5年保証がついてますよ! 普段は水洗いでOKですぅ~~
へぇ~5年間も水洗いだけでいいんだぁ~ そりゃ~楽ちんでいいねぇ~~
1年に一度点検を受けて頂くことになります。 水洗いで落ちない汚れはメンテナンスクリーナーをお使いください。
1年後に何をするの!? メンテナンスクリーナーって何!? どうやって使うの!?
点検なのでご来店いただき目視確認のみです。 クリーナーは洗車後にスポンジに付けて擦って頂くだけです。
1年後に来ればええんやね! クリーナーも簡単そうやね。まぁ5年も持つんやったらええな~
一般的にディーラーでやり取りされるコーティングの説明はこのような内容ではないでしょうか。
コーティングの基本的知識を持っていないお客さまがこのやり取りから想像するのは・・・
1年のは安いけど毎年やり直しでお金かかるし、同じやるなら高くても3年より5年の方が長持ちでええよな!
と、なるはずです。
ん????
おいおい! えらい簡単にコーティングの話進めてるけど、それで何が分かったんじゃい!?
セールスマンとオーナーとのやり取りを側で聞いていた のりもの屋のオヤジと付き合いのある兄さんが登場しました(笑)
年数の話ばっかしてるけど、そもそも保証の内容ってどないなってんねん!? 保証書ちゅうもんあるんやろ!? 読んでみ!!
ええっ・・保証の内容ですか・・・明らかに塗装の光沢が劣化したと認められた場合は施工直前と同様の光沢に復元します。です。
新車に施工するんやから、劣化したら新車同様に戻すってことやな! 水洗いだけで劣化はせ~へんのかい!?
ですので・・・落ちない汚れについてはメンテナンスクリーナーを・・・ あと、定期的に全体にメンテナンスクリーナーをお使い・・・
部分的は分かるけど、定期的に全体って何なん!? 定期的って頻度は!? 具体的にはどないすんの!?
ええっと・・・一応説明は2~3ヶ月に一度と・・・ 洗車して水を拭いてクリーナーを付けたスポンジで塗って拭く・・・
アホか!? それってワックス掛けるのと何も変わらんやんけ! そんな面倒なことしたくないからコーティングするんちゃうんかい?
そう言われましても・・・ 当店のコーティングはそのようなものでして・・・ あとは普段はオーナーさまのお手入れが必要と・・・
普段のお手入れね、ほな具体的に聞くけど、水アカがついたらどないするねん!?
ですので、その場合はメンテナンスクリーナーを・・・
洗車キズは入らへんの!? 鉄粉ついてザラザラにならんの?
洗車キズは入らないように強くゴシゴシ擦らないでください。 あと、鉄粉は付く場合は付きます。
鳥糞ついたらどうしたらええ!? 雨染みでボコボコにはならへんのやな!?
鳥糞がついた場合は直ちに取り除いてください。 雨に濡れた場合も早めに洗車してください・・・・と。
そんなん鳥糞なんて知らん間についてるやろ! 雨のたびに洗車なんてできると思うか!? まぁ、出来んでも保証はあるねんな!?
いやぁ・・・水アカ・洗車キズ・鳥糞・雨染み・鉄粉・色あせは・・・すべて保証対象外となっています・・・
ほな、何を保証するねんな!?
ですので、明らかに塗装の光沢が劣化したと・・・・・
おたくの車は新車から3年や5年で光沢が劣化するんかい!? 万一劣化したとしてどうやって復元する!?
いや・・・数年での劣化は・・・ 万一の場合は再施工して光沢を復元させるとの事です。
再施工って何をするねん!? おたくで出来るんかいな!?
それなりには・・・やれ・・・る・・・とは・・・ 対応できない場合は町の磨き&コーティング専門店に依頼します。
とまぁ、オーナーの兄ちゃんもここまで突っ込めれば上出来です!
ほとんどのお客さまは、兄ちゃんのような問答はできまへん。(のりもの屋オヤジと2時間以上話した人なら普通にありえますが)
新車を購入する勢いで、よく話を聞かぬまま注文書にハンコを押してます。
「 ○年保証 」という言葉が、「 ○年持つ 」 「 ○年効果が持続する 」 かのような錯覚がひとり歩きし、愛車のキレイ長持ちを実現させる方法もレクチャーされることもなく、なんとなく 「 水洗いしとけば大丈夫 」 的な雰囲気のままディーラーコーティングが売り続けられています。
一度塗るだけで何年も効果が持続するコーティングなんてこの世には存在しません!! なので当たり前だけど、コーティングの効果の保証なんてどこもできません! 当店でも効果の保証なんて一切しませんし出来ません!!
そもそも塗装には自動車メーカーの保証が設定されています。 そんな数年で光沢が明らかに劣化するようでは不良品ですよ(笑)
普段起こりえる、汚れがつく・雨に濡れる・鉄粉が付く・傷が入る・鳥糞で荒らされる・塗装の色あせ、については保証対象外とし、いかに愛車を綺麗にするかの方法を伝授する仕事を放棄し、汚れて傷んでもディーラーには一切の責任はなく、すべては「お客さまのお手入れ不足・管理不足」ですと、保証書なんちゅ~ものは責任逃れをするための道具なんですね~~(笑) だって保証対象外って書いているじゃないですか~~
でもね、これはディーラーだけの責任ではありません。 コーティングシステムを売り込んだ材料屋の悪知恵です(笑)
だってさ! 施工は簡単! 責任はなし! 金は儲かる! って言われちゃ~導入しちゃうでしょ!! ある意味同罪なんだけど(爆)
さらに、一年に一度の定期点検が必須とありますが・・・
「○年」だけがひとり歩きし「点検」が見過ごされがちなので一応説明しておきますね。 ディーラーコーティングは最初に施工した日から丸々○年間の保証がついている訳ではありません。 ここも巧みなトリック(笑)
初回施工時から1年以内に定期点検(単なる目視が原則)を行うことによって、さらに向こう一年を保証延長し、その繰り返しの最大年数が○年という仕組みになっています。 この一年以内の点検をスッポカスと、その先の保証は失効します!!
見るだけの点検って必要かね~~と思いますが、良く考えるなら「状態確認とリカバリー」かも知れませんが、ほぼそうではなく、単なる「お客さまの誘い込みの道具」です。
車の12ヶ月点検や24ヶ月点検をスルーしちゃう人もいるよね~! そんな人をコーティングの「保証」で縛っていくわけです。
車の点検のご案内でスルーされちゃうかもしれないお客さまに「コーティングの点検に来ないとコーティングの保証が切れちゃうんですぅ」って言われたら「お前!最初に施工した時そんなこと言うてへんやんけ」と思いつつも「しゃぁ~ない、ほな行こうか!」となるでしょ~~ ディーラーの思う壺です(笑)
金額の違いについて
安いものがヘナチョコで、高額のものがスンゲェ~~立派なものと考えてはいけません。 性能と金額がまったく比例しないのがコーティングです。
1・3・5・7・半永久としたように、金額もそれにあわせ安い⇒高いの設定をしているだけ。 5・7・10・25・30万円と並べたら説明しやすいでしょ! こんなの小学生でも売れますよ(笑)
確かに、1回塗りのものよりも、2回塗る方が手間がかかるから費用もかさむのはわかります。 1回より2回の方が液剤も資材も多く使用するのだから多少原価が上がるもの確かです。 高けりゃ高性能? 違います。 高けりゃ長持ち? 違います。
たとえば25万円のコーティングをしたとしましょう。これで5年。 上記に対し、5万円のコーティングを1年ごとに5回して25万円。 同じ5年後の結果どちらの方が美しい状態を維持できていると思いますか!? 定期的に手を入れたほうがキレイに決まってるじゃないですか! 高~い高性能かも知れないコーティングをすればずっと長持ち=大間違いです!!
もうひとつ!ディーラーコートの金額の魔法!!
ディーラーコーティングが高め高めに設定されているのは、新車購入時の抱き合わせ商品として、値引きの対象にしたり、サービスで施工したりできるアイテムというのもあります。 高額なものをサービスしてくれたり、値引きしてくれたら超ラッキーと考えてしまうじゃないですか!
ただ塗って拭くだけのコーティング、液剤や資材なんてのもたかがしれてます! 万一売れれば大儲け!! サービスで付けても従業員が塗って拭くだけだから大損はなし。
ディーラーコーティングの扱いってこんなものです(笑)
コーティングの意味とディーラーの対応
コーティング施工をする意味って、WAXを掛けなくても、簡単な洗車お手入れでキレイ長持ち! が、コーティングをする意味合いだと当店は考えます。 でも、先ほどの保証対象外の羅列のように、いろんな汚れやダメージが愛車を襲うのです。
ディーラーだけでなく、どこのどんなコーティングでも、それらの攻撃を完全に防げるコーティングなんて存在しません。 「キレイ」の結果は、普段のオーナーさまによる適切なお手入れ(正しい洗車)が必須です。
さらに、お客さまのお手入れではどうにもならない汚れやキズ、シミなどは、プロの手を借りなければ対処できません。 どのようなコーティングをするか!?ではなく、プロ(本物)がいるお店とどう付き合うかで結果はかわります。
ディーラーは新車にコーティングを塗るだけで、汚れて傷んだ状態をキレイに復元する「磨き」の技術はありません。 磨かなければならない案件(クレームなど)がディーラーで発生した場合には、当店のような専門店への「外注」とし、自分達で対処することはありません。
外注の場合も、旅行の「安・近・短」ではないですが、安くて・便利で・楽なところについ頼ります(逃げます)。 逃げれるディーラーはいいよね! 当店は最後の砦ですから逃げ道はありません。その分責任を理解しています。
ディーラーは、外注利益を確保するためや、持ち出し分を少なくするために外注先に対して磨き料金を値切ります。 自分達が動くのは面倒なので、積載車で引き取りと納車をしてくれる便利なところを利用します。 外注先にあれこれ言われるのが面倒クサイので、価格の話だけでウルサイことを言わない業者を選びます。 一部(本当に少ないですが)お客さま第一と考え行動する本物の営業マンもいますが、ほとんどの場合、責任逃れまっしぐらです!(笑)
実際に何度もあった本当の怖い話です。
逃げて、楽な道を選んで、きちんと説明しないで料金だけ聞いてお任せするもんだから、お客さんは納得いかず、当店に頼ってきても説明不十分で何言ってるかわかんない、よくよく聞くと困ってると・・・情けない限りです。
どのようなコーティングをするかは、まずお店選びです。
保証年数や金額ではなく、愛車とオーナーさまにとって、どのようなコーティングが最適かを適切にアドバイスし、正しい洗車方法を教えてくれて、万一の時はきちんと対処してくれるお店選びが重要です。
ディーラーコートは誰が何処で施工する!?
ディーラーコーティングの施工にはいくつかの方法があります。
まず第一として一番遠いところから。(自動車メーカーでは一切施工はしていないので勘違いなさらぬように。) メーカーやディーラーの「センター」と呼ばれるところ。
町の販売店(ディーラー)に届く前の段階で「センター」を中継し、センターで誰かしら塗って拭いています。 メーカーの従業員はそんなことするのかな・・・!? ディーラーもそんな従業員かかえているのかな・・・!? それは見たことも聞いたこともないのでここでは触れないでおきましょう。
この「センター」では、当店と同じプロの施工人が入り込んで作業を請け負っています。 いろんなところで実際に聞いた話なので、本当だと思いますが、超激安で仕事を請け負っています。 信じられない価格です。 彼らはこの激安仕事を 「 ドブさらい 」 と呼んでいます。 一日に何台もこなさないと商売としてはあがったりです。 でも、量があるので儲かりまっ!(笑) 基本、塗って拭くだけの単純作業なので、体力勝負として若い兄ちゃんたちが頑張ってます。 (そのうち外国人の安い労働力だよりになるのか・・・笑) ただし、台数をこなさないといけないので、一台あたりに掛けられる時間には制限があります。 はたしてクォリティーは・・・ そんなこと考える余裕はないでしょうね・・・
次に、町の販売店(ディーラー)の近隣プロショップへの外注。
最近では、ほとんどの場合契約をしているそうです。 ディーラーの商品を塗る場合と、プロショップの商品を塗る場合のふたつに分かれます。 どちらも大まかな車種区分ごとに価格が取り決められており、どんな色だろうが、どんなオーナーさまだろうがに関わらず、ただ仕事として指定されたものを塗るだけ。 何を塗るかの主導権はディーラー側、特に指定がない場合は 「 適当に!」 の超おまかせスタイル。
基本、引き取り&納車が条件なのでプロショップ側が動きます。 この仕事での絶対条件は 「 間に合わせること 」 のみ。 ディーラーの 「 ホウ・レン・ソウ 」 は、アテになりません。 入庫の遅延は当たり前。 遅延があっても全ては他責。 遅延連絡もなし。 忘れてた・・・・ お客さまが急に・・・・ なんてことは日常茶飯事。 コーティングがどうのとか、クォリティーがどうとかは全く関係なく、ただ従順さだけが必要。
当店は、仕事を出してくれるディーラーがお客様であるという観念は一切なく、施工依頼されているオーナーさまがお客さまであると考えているので、下僕下請け業は行っていません。
次に、町の販売店(ディーラー)での内製の場合。
ディーラー店舗にコーティング専用施工ピットって見たことありますか!? 和歌山においてはないですね。 では、どこで塗ったり拭いたりの作業をしているのでしょうか???? キレイでそこそこ環境が良い場所と言えばショールーム!? でも商品を陳列する外から丸見えのショールームで施工している?? 見たことないよね。 普通に考えられるのはサービスピット、もしくはそのかたわら(隅っこ)くらいでしょう。
いろんな修理や作業をしているオープンなピットで風も吹きっさらし、 夏は灼熱地獄で、冬は冷蔵庫なみ(笑) そんなところで温度や湿度に敏感なガラスコーティング塗るのですか!? 塗っているんでしょうね(笑) 塗っているのは、そんな作業をすると思いもしなかった整備士さん。 もしくは、暇な営業さん?(笑)
最近はセンターで施工することが多くなったようなので、あまり 「 やっちゃった~(>_<) 」 の話も少なくなりましたが、以前は整備士が誰もやってくれないので、担当営業マンがネクタイを外し、夜な夜なショールームでコーティングを塗り、一晩置いたほうが定着が良かろうと、屋外の駐車場隅っこに出して放置し、翌朝にタオルでゴシゴシ拭き取っていたら、購入オーナーさまが来られ 「 なんじゃこのキズはぁ!? 」 と、激怒されたと、当店に担当者からヘルプコールがありました!! そりゃ砂埃まみれになったのゴシゴシ拭きゃぁ~キズまみれになるっしょ(笑) で、出てきた要求は・・・・ 「できるだけ安く 」 です。 話になりません。
たまぁ~に、他の要件でサービスピットに入っていくと一生懸命サービスマンがコーティングを塗り拭きしているのを見かける時があります。 僕の姿を見て、ピタっと作業の手が止まる瞬間・・・・笑っちゃいます! 罪の意識でもあるのでしょうか???(笑)
次に、出張施工屋への店舗内外注
店舗内外注って意味不明な言葉かもしれないので単刀直入に言うと、「屋台ひき」です!!
施工車両はディーラーの敷地内、そこに屋台を引いた(令和なので軽自動車乗った 笑)施工人が、毎度ぉ~~と現れ、材料と道具を降ろして、言われるがままの作業をちゃちゃっとこなしてサッサと帰っていく、昭和風に言うと「流し作業員」みたいなものです(笑)
仕事のこだわりは一切ありません。 ただチャチャっと作業するだけ。 さすがに手抜きはしないでしょうが省略はたくさんあります。 作業よりも現地の人とのお付き合いが楽しいだけで、いつもニコニコした良い人です。 いい人なので、ディーラーにとっては使いやすい都合のいい道具みたいなもの(笑) ただそれだけ。 依頼したオーナーさまにとっては謎の施工人。 でもまぁ、それはそれでアリなんでしょうね。
当店もずいぶん前に頼みこまれて仕方なしに出張施工したことが一度や二度ありますが、液剤の特性、施工方法、施工環境を考えたら、恐ろしくて恐ろしくて・・・・
それ以来、絶対やらないと決めております。
ディーラーコーティングの実例
当店でも、ディーラーコーティング施工車両のアフターをお客さま(お馴染みさん)から請け負ったことがありますが、まぁ~そりゃ~~仕上りは酷いもんです(怒)
レクサス車の例を挙げると、ボンネットやルーフはそこそこ上手。 ただ、サイド面は照明を当ててみると、コーティング剤の拭き残しだらけ! パールホワイトだから見にくかったんでしょうね・・・ 工場もLED蛍光灯入ってるから見えないんです。 手元で照明を当てたとしても流行のLEDを導入していたら見えにくいんだよな・・・ しかも外光が差し込むような作業場だったらホント見えないと思う・・・・
もう一台のレクサス車も、納車すぐに触ったら全身ザラザラ! ザラザラ感触を無視して塗ったのか、施工後にサービスピットで何かしたものが付着したのか、 どちらとも判断はつかないが、現状はザラザラ・・・ オーナーさまに確認していただき、レクサス店にもお叱り(指導)の電話を入れていましたが(笑) このお客さまも、コーティングをセットにすれば値引き額が多くなると言われて注文してしまったらしいです。
ディーラーのコーティングとは、単純明快にシステムアップされているだけで、現場に居る人たちは、コーティングに求める本来の意味を何ひとつ理解しないまま売らされています。やらされています。 問い詰めると「私たちは専門ではないですから・・・」と言い訳をします。
お願いです・・・車だけ売っててくださいな!!
コーティングは値引き交渉の道具!?
最近のディーラーでのコーティングの扱いは酷いね!! 本当に価値があるものであれば、しっかり説明をし購入してもらえるよう頑張ればいいものを、コーティングを単なる交渉の道具として利用しているケースも多々あるようです。
極端な例は、値引き交渉が上限に達すると、高額なコーティングでもサービス(無料)でお付けします!みたいなケース。
ディーラーのコーティング価格は、絵に描いた餅みたいなもので、めっちゃ高いコーティングメニューを用意して、タダであげます!って言えば、そりゃ~獲得できるっしょ(笑) 高額メニューを用意していない他のお店は戦いようがないですよね。
また、現状の値引き幅はここまでですが、コーティングをセットにしてくれたら、もう少し値引きを頑張らせていただきます!ってトーク。
車両価格などなどで合計が400万円。 現状値引きは15万円。 コーティングをセットにしてくれたら25万円まで頑張ります!ってさ。
おっしゃぁ~~~10万円も得したぞぉ~~~!!と、思いきや・・・・・
コーティング価格はなんぼ!?
16万8千円です。
あなた、足し算・引き算できてます??
値引き10万円アップでも、6万8千円多く払ってますやん!!
ディーラーの言い分=16万8千円のコーティングが6万8千円で買えたのだからいいじゃねぇかぁ。
お客さま=まぁ、10万円余分に値引きできたからええかぁ・・・・
僕には理解できまへん(汗)
ディーラーのケツもたせ
言葉は悪いですが・・・・実態としてあるのでご紹介します。
特に黒い車や、神経質なお客さまへの対応で多いようですが、自分(営業マン)にとって都合の悪いコーティング仕事は外注に回すというパターン。
黒い車は、微細なキズや染みが目立ったり、コーティングのアラがハッキリと見えます。 納車時にお客さまからの「なんじゃこりゃ!?怒」の逃げとして、または納車後のお客様によるお手入れで「こんなになっちゃったんだけど??」の対応の矛先として、外注先に責任をなすります。
新車納車のタイミングに合わせて外注先に仕事をさせて、自店では一切クルマに触れずに納車。 納車仕上げの洗車も要らないので営業マンは楽々。 何かしらクレームをつけられても、責任は外注業者に。
コーティング施工後の結果に関しても、「お客さんがキズや染みやて言うてるねんけどぉ~~」と、まるで他人事のように逃げます。
下請け業者からすりゃ~、言われたことを予算内でやっただけやのに、何言うてんの!? となり、話は有耶無耶に(笑)
謎の解決(?)で損をするのは・・・・お客さまだけ・・・・
こんなことは、あってはならんですよ!!
なので、当店においては、基本的に外注はお受けしていません。 話があった時は、できうる限りお客さまに直接ご来店いただき、当店なりの対応で、お客さまから直接お取引させていただいています。
一部ご紹介をいただいている長~いお付き合いの業者さんもいますが、その方たちは当店の方針を重々ご理解いただいている、極少数の方たちです^^
たまぁ~に 「のりもの屋さんとこのコーティングは何年保証でいくらですか!? 」 と聞きに来る営業マンがいますが・・・・・
開口一番
アホは帰ってくれ!!
と言わせてもらってます(笑)
聞く耳をもっている営業マンには、何時間でも喋ってご理解してもらえるように努めていますが・・・・
結果はご想像におまかせします(笑)
ここまで読んできたディーラーコーティングの実態を知ったお客さま、
それでもディーラーの策略に乗りますか!?