のりもの屋のPPFコンセプト

当店のPPFにおけるコンセプトはスバリ 『 貼るコーティング 』 です!! 

愛車への思い入れが高く、こだわって長期に渡る本当の意味の保護をお考えならボディー全面貼りも可能です!

もちろんボンネットやルーフなどの水平面の傷みやすい部位のみの施工もOK! ドアカップやピラーなどの触れる部分の生活キズ防止もオススメです!

PPFはもともとは飛び石による塗装の欠けを防ぐアイテムなので、コーティングでは防ぎようのない外敵から愛車の塗装を守ります。

PPF導入の経緯

PPFに興味を持ち出したのが2010年、カーコーティングの仕事に関わってから20年近く経ったこの頃、ポリマーコート→ガラス系コーティング→硬化型ガラスコーティングと歴代のカーコーティングをこだわりを持って施工&検証を繰り返しているなか、自動車の塗装も環境対策とコストダウンのあおりを受け弱体化し、さらには雨染み問題が顕著にあらわれ美観を損ねる自己修復機能を有する特殊塗料も拡大し、これまでの塗るタイプのコーティングでは塗装の劣化を食い止められないという危機感を抱くようになりました。

そんなタイミングで出会ったのがPPFです。 PPFの歴史のページでは進化の流れを簡単に紹介していますが、現在のPPFは単なる飛び石対策だけのものではなく、PPF表層にコーティング加工が施されて美しい美観を維持できる仕様になっています。 月日を追うにつれ、様々なメーカーから新たなコンセプトを持った汚染防止タイプのPPFが続々と市場に投入されてきています。 それぞれのPPFは微妙に仕様が異なりますが、大筋の流れは貼ったフィルムが長期間に渡り美しい状態が維持出来ること。 まぁ、これは本来当たり前に備わっていなければならない根本的な事項なのですが、十数年のPPFの流れでやっと出来た!!という感じです。

実際にそれぞれのPPFがどのような結果に至るかは誰も知らないので、のりもの屋の変態オヤジはメーカーや問屋の言うことなぞ鵜呑みにせず、自ら真実の姿を求め実験します。 車庫保管でめったに乗らないスーパーカーなどへの施工であれば、表面のことなど一切気にせず、シェア順・人気順・施工性順・仲良しお付合い順なんかで好きなフィルムを貼れば良いと思います。 だって雨にも濡れない、日射にも曝されないのであれば劣化する要素なんて何も無いんだから。

実車テストを開始

のりもの屋のPPFコンセプトは「貼るコーティング」なので、年中365日24時間ずっと青空駐車で毎日の通勤の足などで使用するクルマ。洗車などのお手入れの頻度がいいとこ月に1回。 この条件でどれだけPPF表面がキレイでいられるかが焦点です!!

実車への施工は2012年から青空駐車車両への結果は未知数であることを了承していただき行ってきましたが、現実は下の画像の通り・・・(>_<) 

当時のPPFは、単なる光沢タイプのトップコートもしくは自己修復機能タイプの表層だったので、日常の足として使用している車に貼ると、塗装やコーティングよりも早く雨染みだらけになり光沢がなくなりました。 期待していた私もお客さまも残念でなりませんでした。 表層の改良も求めましたが、この当時のPPFは海外製品であることと、主目的がストーンガードであったため、毎日酷使される車両での結果など興味もなかったのでしょうね・・・回答は得られませんでした。

このタイプのPPFは現在も流通しているので、対象車両によっては要注意です。

PPFのさらなる検証

2016年からはPPF表面のキレイを維持できそうな汚染防止トップコートが備わった製品も登場したので、早速これまでのものと比較テストを開始!

国産品の一種のみダントツの結果が!! 淡色車でのテストではあるが、4年半まで結果を見守りましたが、不快な雨染みや劣化はほぼ見られず、表面に関しては全く問題なしのレベル。 ただ、初期のものは粘着剤が良くなかったので施工販売は控えていました。

色による影響の違い

2018年初旬には表面の結果が良好な上記国産品の粘着剤も大幅改良され施工性の問題もクリア。 同年終盤には国産他メーカーも汚染防止タイプのPPFの発売に向け開発を進めていたのでサンプルを入手し、国産品同士の耐候テストも開始しました。 また、初期のテストが淡色塗装だったので、今回のテストは黒いラッピングフィルムを貼り付けて、その上にPPFを貼り、白い部分黒い部分との温度の違いでどれだけ劣化の程度が違うのかも見てみました。

2019年以降は、国産品および海外製品も汚染防止タイプのトップコートが備わったPPFが続々と市場に投入されだしました。 日本国内で入手できるほぼすべてのPPFを取り揃え、またまた別車両にて白&黒ルーフを作り、オールスター耐候戦です!!!(笑)

実際にこうやって暴露テストをしていくと色んなことが明らかになってきます。 触ってみて(貼ってみて)どうだったとか、メーカーの謳い文句がこうだとか、有名ブランドだからとか、みんなが扱っているから安心だとか、自分ではなんの結果も見ないで、知ろうともせず、だた貼ってお金にかえていくだけの貼り職人っての周りにもいっぱい居ましたが・・・あまりにも無責任すぎます。

オールスター耐候戦も2年半の経過から、PPFは温度によってかなりの影響を受けることが結果から分かりました! ある開発者のお話からPPFの変性には温度と共に湿度も関連があることも知り、汚染防止のための撥水&撥油トップコートの減退のタイミングおよびトップコートの再構築の有効性まで確認することも出来ました! 現在ではPPFをご検討のお客さまには、実際にこのテストの結果をご覧いただき、PPFのチョイスの参考にしていただいてます

PPFの現状

現在、市場で流通しているPPFは、各メーカーごとにそれぞれコンセプトがあり、現時点で最良と思われる設計で生産されていると思いますが、PPFが日本で本格的に流通しだしてからまだ10年あまりしか経過していません。 PPF表面層の汚染対策に動き出したのも、ほんのここ数年程度です。

PPFは、ポリウレタンベースフィルムに、粘着剤加工をし、トップコートを施しただけの単純な構造ではありますが、どのメーカーもまだまだ完成形に至っているとは考えにくい材料です。 故に、短期で新商品がリリースされたり、アップデート(改良)を繰り返しています。 当店においては各メーカーの動きをモニタリングし、詳細を調べ、入手できる限り暴露テストを行い、その都度現時点で最良のものをご提供しようと考えています。 よって、当店のPPFのご案内にはメーカーやブランドの記載を控えさせていただいてます。

のりもの屋PPF

貼るコーティングが当店の主たるコンセプトではありますが、もちろんストーンガード目的でのPPF施工も承っています。 フロントバンパーへの施工はデーターがある限りコンピューターカットされたPPFを貼り込みます。 データーがない車種や仕様になっている場合は、ワンオフで型から起こして施工することも可能です。

クルマの顔とも言えるボンネット! キズや雨染みはもちろん、飛び石による塗装の欠けまでを防御してくれるPPFの価値は非常に高いと考えています。 ボンネットは一番目にとまるところだから貼り込みにはめちゃくちゃ神経は使うし、いろんな形状があって苦労はするけど、PPFは長年一番やりたかったアイテムなので、楽しくてたまらないです^^

ボンネットに続いて守りたい最も過酷なルーフの保護! 一番広い部位のルーフだけど、夫婦二人で息を合わせてPPFを展開し慎重に貼り込んでいきます。 ルーフは日射の影響と雨水の影響をモロに受け、毎年降りかかる黄砂などのダメージも深刻なので、長く乗るつもりの愛車には絶対オススメのアイテムです。

面積が広いので材料&施工費は少し高くつきますが、長く乗るつもりの愛車なら十分元は取れると思いますよ。 雨染みも、塗装の劣化も、塗るタイプのコーティングではどれをもってしても守れることなんてありませんから。 貼るコーティングを追い求めてきた価値はここにあると考えています。

PPFはボディーの面貼りだけでなく、部分的な施工も可能です。

ドアを開ける時に爪でキズをつけてしまうドアカップ(凹みの部分)や、乗り降りの際に靴でキズをつけてしまうステップ部分。

給油のたびに手で押さなければならない給油口や、荷物の積み下ろしでキズをつけてしまうリアバンパー上部。

走行時の石や虫の衝突によるドアミラーの保護。

別のページでも詳しくご紹介しているヘッドライトの劣化防止。

PPFは、無色透明で、誰もその存在には気づくことはないが、じっと密かに確実に塗装を守ってくれるアイテムです。

PPFの今後の展開

現状でのPPF取り扱いは、透明なプロテクションフィルムのみとなっていますが、すでに着色されたカラープロテクションフィルムも市場には投入されています。 ブラックはもちろん、ホワイト、レッド、イエローとカラーも豊富になってきていますし、カーボン調のものや、つや消し状にできるマットプロテクションなどもあります。

当店においては、検証を行った上で随時リリースしていきたいと考えています。

耐候テストの結果を待たずとも、車庫保管や日常使用しない車両に関しては、お客さまからのリクエストに応じて材料を調達し施工を行えるので、お気軽にお問い合わせくださいませ。