カーフィルムには数多くの種類があります。 一般的には 「スモーク」 という通称で昔から馴染みがあると思いますが、決して「スモーク貼るのいくら!?」と単純に聞かないでください。 もし、これまで他店に問い合わせた際に、車種と色の濃さだけ聞いて価格を即答した店があるなら、今すぐ記憶から抹消してください。 お客さまのカーフィルムを貼る目的も聞かずに価格のみの返答しかできないようなお店は、カーフィルム(素材や機能)のことは何も知らない「ただ貼れるだけ」のおバカちゃんですので(笑)

カーフィルムの種類&目的と機能

スモークフィルム(スタンダード品)

一般的に知られているカーフィルムは「スモーク」と呼ばれる ”黒いフィルム” ですが、これはフィルムに着色をして車内を見えにくいようにする 『目隠し目的』 として作られています。 黒いフィルムを貼れば涼しくなると考える人が多い現実ですが・・・残念ですが、これは涼しくなることはありません。 黒く着色することで可視光線を遮っているのである程度は熱を吸収するのですが、人間が肌で感じるほどの効果はありません。 スモークフィルムは、あくまでも真っ黒にして車内が見えないようにするためのアイテムです。 暑さ対策としてカーフィルムをお考えの方は、クアンタムなどの遮熱フィルムの詳細をご覧くださいませ。

スモークフィルムは着色しているので、夜間の視認性は著しく低下します。 特に純正プライバシーガラスへの施工では、驚くほど真っ暗になるので不安感&閉塞感はMAXとなります。 現行品は原料着色タイプのフィルムなので耐候性は良くなっているが、間違った選択で貼り替えを望んだとしても、フィルム剥がし時の熱線プリント剥離のリスクが伴うので要注意。 なお、炎天下の駐車では想像以上の熱地獄が待っているので、暑さ対策でのフィルムのご検討は間違いなきように。 夏場に黒い服を着て太陽光を浴びればどれだけ暑いかは容易に想像できるでしょ。

シンプルに黒くしたいお客さまには、高耐候の原着スモークフィルムのスーパーブラック5%と、ダークスモーク15%をご用意しています。

高機能遮熱フィルム(クアンタム)

暑さ対策としてのカーフィルムをお考えの場合は、熱反射型のフィルムをチョイスすべし。 反射と言われると「ミラー」を想像する人も多いですが、当店取扱の 『クアンタム』 などは低反射の金属を使用したニュートラルカラー ( ガラスそのものの反射が自然に増した感じ ) の見た目となるので、透明ガラスに貼った場合はオシャレ感満点。 プライバシーガラスに貼った場合には、中途半端な濃さのガラスを丁度いい感じに濃くできて、施工後の車内はエアコン効率アップの超快適空間となります。 一度貼ったらやめられない! 暑さ対策なら 「クアンタム一択」 です。

クアンタムの特徴は遮熱性能だけでなく、車内からの視認性の良さもあります。 施工後のお客さまが開口一番に仰るのは「めちゃくちゃ見えやすい!」です。 スモークなどとは違い、クアンタムは一切の着色をせず、金属膜で熱を反射する構造になっているので、昼間はフィルムの存在すら意識せず、夜間もしっかり見通せる視認性が特徴のフィルムです。 ご家族用のクルマだけでなく、荷物を運搬するお仕事クルマにも最適なフィルムなので、ぜひ、ご来店・お問い合わせくださいませ。 当店は、和歌山県では唯一の認定施工店です。 近畿圏内でもわずかな取り扱い店しかありません。 遠方からのご来店も歓迎。 当店の最遠方は「長崎」からでし^^v

フィルムの宝石 プレミアムLX

数あるフィルムのなかでも、ウィンドウフィルムの「宝石」と呼ばれるくらい特別な存在として位置づけされる「プレミアムLX」。 米本国ではLX15~70の5種が販売されていますが、日本国内流通は建物窓用フィルムとして「LX-70」のみの取り扱い。 特別なフィルムゆえ非常に高価なものではありますが、可視光線透過率72%と、ほぼ透明フィルムに近い透明度でありながら、驚愕の遮熱性能を誇る唯一無二の製品として予約受注施工しています。

当店では、クアンタムはもちろん、プレミアムLXの遮熱性能を実感していただくための『体感器』と、数値で性能の違いをご覧いただける『ソーラーメーター』を完備しているので、それぞれのフィルムの真の姿を体験していただけます。  LX-70は、最近のクルマに装着されている運転席サイドの純正UVカットグリ-ンガラスと同じくらいの透明度を持ちながら、驚愕の遮熱性能を誇る夢のようなフィルムです。 一般の透明遮熱フィルムなど足元にもおよびません。 

スモーク遮熱フィルム

見た目は普通のスモークフィルムと同じですが、スタンダードタイプとの違いは、赤外線(IR)吸収剤の混入の有無のみ。 PET内部(国産品には無いかも)や、ハードコート層にIR吸収剤を練り込み、赤外線を吸収し、日射を和らげるという製品。 単寿命な酸化インジウムや、耐候性が良いと言われているタングステンのIR吸収剤を使用したシリーズがある。 が・・・ 当店においては、しょせん黒いフィルムやんけぇ~~!のスタンスで常時在庫はしていません。

見た目が黒いフィルムは熱を吸収し、赤外線吸収剤を入れようものなら、さらにどんどんと熱を吸収し、フィルム&ガラスの温度はめちゃくちゃ高くなります。 広~い空間なら意味があるかもしれませんが・・・ 車の室内は狭~い空間で、着座している人とガラスとの距離も近いので、フィルムで吸収した熱がモワァ~~と押し寄せてくるのですよぉ。 遮熱は吸収より反射です!

透明遮熱フィルム

主にフロントガラスと運転席・助手席サイドに貼ることを前提として作られた透明な赤外線吸収フィルム。 近年はガラスの機能付加により、法定の可視光線透過率70%以上を確保するには、フィルム自体の透過率を限りなく高めて、透過率90%前後となっています。(車検合否の話は別) 透過率90%、遮蔽係数0.80台、総太陽エネルギーカット率20%台、どれをとってみても・・・・ 人間が肌で感じられる性能など・・・微塵もない。 なので、当店では透明遮熱フィルムは、遮熱フィルムとして売るつもりはありません。

透明遮熱フィルムの説明で 「赤外線80%カット」 という表現を用いているのを見かけますが、これは単なる 「80」 という数字の大きさでの勘違い誘引商法だと言い切ります。 そもそも太陽光の熱エネルギーの割合は、可視光線と赤外線でほぼ半分半分です。 透明フィルムなので可視光線はほぼ素通り・・・・ わかりますよね!? すべての熱量を80%カットするとは言ってないので・・・嘘ではない・・・という解釈です(笑) なので、当店の透明フィルムの扱いは、単なるUV(紫外線)カットと、飛散防止フィルムという観念です。

市販・通販品の持ち込み施工

当店では、カーショップやホームセンターなどで売られている市販パック品や、ネット通販で購入したカット済みフィルムもしくはロール巻物フィルムなどの持ち込みによる施工依頼は基本的には受け付けておりません。 基本的には!ってのがポイントで(笑) まず、材料の出何処がハッキリしている事、まぁ~それなりに貼る意味があること(糊着色のフィルムは駄目)、材料に十分な余裕があること、時間もたっぷり、持ち込みは高いぜぇ~~の意味が理解できる人、のりもの屋オヤジが気に入った人(想い、熱意、愛情、面白さ、頼み方、雰囲気などなど)、気分とタイミングとお互い人間として合えばやらないことはないです(笑) 

カーフルムに関する疑問・質問などがあれば、お気軽にお問い合わせください。 25年以上この業界人として情報収集し、日々勉強しているので、国産品、海外製品を問わず、あのフィルム、このフィルム、当店取り扱い以外の製品のことでもOKです^^