【 お問い合わせをいただくお客さまへ 】

ルームクリーニング(室内掃除)と言っても、色々なパターンがあります

掃除機で足元やシートの砂やホコリを吸い取り、ダッシュボードや窓を拭き掃除するだけの、シンプルな掃除。

経年によるシートや内張りなどの汚れ落とし。

コーヒーやジュースなどの飲み物をこぼしの染み抜き。

嘔吐による汚れの除去や消臭処理。

などなど、これまでたくさんのクリーニング作業を行ってきました。

できうる限り対応していきたいと考えていますが、その前にお客さまにお願いがあります。

「ルームクリーニングはいくらですか!?」

の質問は勘弁してください(T_T)

ルームクリーニングにかかる費用の概算お見積りは、原則として、ご本人お立ち会いのもとの現車確認後となります。

お電話等のお問い合わせでは、現状把握ができないので料金については一切お答えできません。

また、ご本人ではない車屋さんなどの仲介お問い合わせにも対応いたしかねます。

現車確認時に、状態を確認しながら詳細とご要望をお聞きするので、正直にお話ください

被害の状況や、ご自身で行った処理など、できるだけ細かに説明をお願いします。

費用を抑えたい気持ちは誰しも抱くものですが、適切な処置をしないと問題を解決できないケースや、二度手間三度手間になって余計な費用がかさむこともありえます。

実際には、手を付けてみないとわからないことも多々ありますので、現車確認時のお見積りは、あくまでも 概算 となります。

被害状況の詳細や作業の進行状況によって費用に変動がある場合は都度ご連絡を入れて確認いたします。

正直にお話ください!と言う理由は、概算お見積り価格にできるだけ近いかたちでおさめたいという気持ちからなので、ご理解お願いいたします。

ここからは、実際にあったケースをご紹介していきます。

嘔吐処理&消臭(フロアー編)

(画像はモノクロにしています)

新年のお祝いの勢いでテキーラ16杯による酩酊状態で後部座席足元に嘔吐。

本人は、急性アルコール中毒で救急搬送。

元旦夜の出来事だったので、オーナーさまはなんとかしないと!の一心で高圧洗浄機でジャァ~~っと(汗)

水たまりはほぼ水道水なので、ご覧になっている方はご安心を。

電話でのお問い合わせ時には、単なる嘔吐処理だと思いきや・・・・・

現車確認をすると・・・・ほぼ水没車状態の大惨事(>_<)

フロアーカーペットは、完全丸洗い後の消臭処理。

水たまりいっぱいになった鉄板フロアーの水分を抜きつつ・・・・  細部隙間まで洗浄と消臭の繰り返し・・・・

ちょっとでも残っていたら再び異臭が発生するので大変です(汗)

正月休みだったとは言え・・・・高圧洗浄機は間違いでしたね。 余計に被害を大きくしてしまいました。

嘔吐被害は、直ぐに嘔吐物をタオルなどで拭い取り、水洗いや洗剤・重曹などの洗いも無駄なので、自分では何もしないで当店に電話してくださいね。 

嘔吐処理&消臭(シート編)

シートへの嘔吐の場合は、ほとんどの場合・・・・シート全分解が必要(理想)です。

ほんの少量の付着であれば、シートはそのままで表面処理も可能ですが・・・

シート表皮を外すと、内部にはスポンジクッションがあります。

シート表皮がスポンジとズレてシワにならないように、スポンジには溝を切り、溝内部には鉄の棒が仕込まれ、シート表皮とスポンジをリングで固定しています。

シート表皮裏面には、多少の水分ならスポンジに浸透しないように裏生地も縫い合わされていますが、問題は面よりも縫い目からの浸透です。

水分量が多いと、ほとんどの場合縫い目から浸潤していって、スポンジの溝に流れていってます(>_<)

汚れやニオイの元がどこまで浸潤しているかは表面だけを見てもわかりません。

分解が必要となる理由は、どこまで被害が及んでいるかは想像ではなく、しっかりと目で見て確認するためです。

灯油ポリタンク転倒漏洩被害

寒くなると毎年数件はある灯油被害。

誰がキャップを締めた、誰が車に積んだかにより責任の所在が変わることはありますが・・・・

灯油の漏洩被害は深刻です(>_<)

ホンダ・N-BOXセカンドシート足元でのポリタンク転倒による被害です。

広々とした足元空間は乗員にとっては快適ですが・・・・

そりゃ~ここへ置いたら倒れるでしょう~~~

最後尾の荷室に置いて、セカンドシートの背もたれでも倒して押さえていれば転倒を免れたかも・・・・ですが。

それぞれの車両でのシートアレンジで工夫が必要です。

幸いにもセカンドシート足元から前方はフロアーが立ち上がって山になっていたので被害は広がりませんでしたが・・・・

トヨタ・ヴォクシーでの被害は、最後尾荷室から前方への転倒被害。

セカンドシート下部を流れて、運転席助手席下部まで一直線(>_<)

最近のミニバンは低床&フラットフロアーを売りにしている車種もあるので、液体の漏洩被害は大きいですぞ。